菓子作りへの想い Concept
「仙台のお菓子」として
玉澤総本店は、東北の玄関口であるJR仙台駅ビルや、
仙台の中心部である一番町、クリスロードに店舗を構えております。
仙台を代表する菓子店として、その看板に恥じぬよう、
地元仙台のみなさまが誇れるお店であるよう努力を続けてまいります。
仙台のお客様が東京に行かなくても地元で最高においしいお菓子を楽しめるように。
そして、県外の方に「これは仙台の代表的なお菓子ですよ」と
贈れるお菓子をつくっていきたいと思います。
素材のこだわり Commitment to Materials
良い素材との出会いが、おいしいお菓子をお届けするための第一歩です。
私たちは全国各地に足を運び、お菓子一つ一つに合った素材を選び抜いております。
黒砂糖
独特の深い味わいが特徴の黒砂糖は、沖縄最南端の波照間はてるま島産です。
台風のメッカである波照間島では、吹きつける潮風によって土壌に塩分が染み込んでいます。
その土壌がたくさんのミネラルを含んだサトウキビをつくり、他にはない上質な黒砂糖をうみだしております。
収穫面積の小さい波照間島ではサトウキビの生産量が少なく、和菓子業界で大変な人気ながら、なかなか手に入りづらい希少な素材です。私たちは特殊なルートを確保し、黒砂糖まんじゅうに使用することができました。
葛
黒砂糖まんじゅうの皮には葛を入れています。製造時の技術的な難しさがあるので通常はあまり入れない原料ですが、葛を入れることで皮のもちもち感を高めております。
宮崎と鹿児島の県境の最高級本葛は、当店のために特別な製造工程でつくられています。ほんのわずか数%含まれているだけですが、この葛かそうでないかで全然違う商品に仕上がってしまうほどの大切な原料です。
小豆
有名な北海道の小豆。
その中で、十勝の小豆は質的に一番といわれています。
十勝産の中でも、長年同じ産地の小豆を使い続け、黒砂糖まんじゅうの生地に合うように炊いた自家製餡のあっさりとした風味は、抜群です。
新たな
お菓子への情熱
時代の移り変わり・時の流れ・日本人の心-。
その時々によってお客様の求めるものは変わっていきます。
それは形や色、価格だけでなく、味にも言えることです。
私たちは、お客様が今何を求めているのかをいち早くとらえ、
新しいお菓子をつくりだす努力を惜しまず、
常にアンテナをはり情報収集を心がけています。
銘菓にはさまざまな用途がありますが、万能のお菓子というものはあり得ません。
簡単な例を挙げるならば、おいしいお菓子は日持ちが短いということ。
一つのお菓子がすべての場面で役目を果たすのではなく、
用途に応じたお菓子がたくさんそろっていることが魅力的です。
わたしたちは、伝統的なお菓子を継承しながら、
現代の要望、用途に合わせたお菓子を作り続けます。